まずは近頃値上がりの激しい玉ねぎを3つか4つほどくし切りにして炒めていく。後々圧力をかけるので圧力鍋で。
この間に解凍を忘れていた鹿スジ肉と猪スジ肉を流湯解凍する。当たり前だが普通は事前にやっておいた方が良いし、事前にやっておくべきことでもある。
そしたら次は人参を切って玉ねぎと一緒に炒める。乱切りは人参の存在感が不必要に大きくなるので輪切り派。
解凍でき次第肉を切っていく。大体小指ぐらいの大きさだろうか。
切った肉は野菜軍と一緒に炒める。下味として塩コショウを、臭み消し*1として黒胡椒をめっちゃ挽く。
肉の8割ぐらいの色が変わったら、圧力鍋に入れていい量*2まで水を入れて煮る。そこそこアクが出るので、目立つものは取る。アク取りをサボると林間学校で作るカレーの味になるが、アレは非日常空間で作るからウマいのであって、家で作っても後悔するだけだ。よほどのこだわりがなければアクは取ろう。
大方アクを取ったらいよいよ圧力をかける。圧力をかけるときは毎回爆発しないかドキドキするね。圧力の違いによる仕上がりは気にしたことがないが、とりあえずかけられる最大の圧力をかけておけば良いだろう。加圧20分。
圧力鍋で具材を煮ている間に、テフロン加工の施された深鍋で小麦粉を炒める。カレー粉ではなくカレールウを使うのであればこの工程は不要だ。
テフロンの焼けるニオイがするが、おいしいカレーを頂くためには仕方がない。寿命が縮まったテフロンに心のなかで合掌しながら小麦粉を炒める。小麦粉が茶色くなったらOKだ。
圧力鍋での加圧が終了し、火を止めて圧力が下がったら小麦粉を炒めた深鍋に圧力鍋の中身を注ぐ。ここからはカレーの仕上げだ。カレー粉はもちろんのこと、下味となるブイヨン、コンソメ、鶏ガラスープの素などを投入して全体を煮ていく。今回はブイヨン5個、コンソメ4振り、鶏ガラスープの素3振り、カレー粉50gほどを投入した。おそらく一般的なカレーよりも色々入れすぎであり、えらい濃いカレーになったのだが、それでもおいしく食べられる範囲だ。臆せず色々入れてほしい。多分大丈夫だから。
完成!
作ってから1晩寝かせるとより美味しくなる気がする。