どの分野も素人

a.k.a. チラ裏

コンセントタイマーで始める快適起床生活

 現代社会は遅刻に厳しい。残業は何時間でもスルーするくせに、遅刻となると1秒でも認められないものである。その上現代社会は朝型を前提にして設計されており、8:30とか9:00だとか、大体そのぐらいの時間が始業時間になっている*1。これは夜型人間にとってあまりにも厳しい現実である。
 しかし、社会を呪ってばかりいてもはじまらない。周囲を変えるのは困難極まりないが、それと比べると自分を変えるのはまだ容易だ。そう、つまり、観念して朝起きるのが最善策なのだ。

 私の知る限り、起床を苦手とする人間が最も簡単に起床する方法はこれだ。

 設定した時刻になったら膨らむ空気袋をシーツやベットカバーの下に設置しておくことで、身体を持ち上げて起きようというコンセプトの目覚ましである。JRで使われているものらしく、その信頼性の高さがうかがえる。
 一方でこの定刻起床装置、かなり高い。1台およそ10万円する。ヤフオクとかメルカリではたまに7万円くらいで出品されてたりするが、それでも高い。いくら起床が苦手だとは言っても、目覚まし時計にそこまでかけられるのは少数派だろう。 

 というわけで、私が現在使用しているアイテムはこれだ。あまり馴染みがないとは思うが、要は任意の電子機器にタイマー機能(on/off両方)を付与するものだと考えれば良い。使い方は簡単、プログラムでonになる時間とoffになる時間*2をセットし、あとはコンセントタイマーをコンセントに差し、電子機器をコンセントタイマーに繋いで電源を入れるだけ*3。電子機器の側で電源が入っていても、コンセントタイマー側で設定した通電時間にならなければ電気は流れないので、例えば朝6-8時の間だけ扇風機をつける、という使い方が、扇風機側にタイマー機能がなくても可能になる。私はこのコンセントタイマーと電気毛布をつなぎ、毎朝6時になると電気毛布がMAXパワーで発熱するようにしている。まだまだホットな今日このごろではこれが目覚まし代わりになる。私はあまり音で起きないので重宝している。

 さて、コンセントタイマーの優れた点はその汎用性の高さにある。私は電気毛布に繋いでいるが、コンセントタイマーを使用すれば、コンセントで動く電子機器(電化製品)なら何でも任意の時間に起動することができる。私は寡聞にして知らないが、「ひたすらハリセンを振り回す機械」のようなものがあるなら、それとコンセントタイマーを繋ぐことで素晴らしい目覚ましが生まれるだろう。目覚まし時計よりも電気毛布よりも確実に起きられそうだ。業務用扇風機もいいだろう。中でも私のイチオシ*4は、コンプレッサーと浮き輪を利用する方法である。コンプレッサーと浮き輪を繋ぎ、コンセントタイマーを起きたい時間にセット。浮き輪が膨らみきるまでにコンプレッサーの電源を落とさなければ爆ぜてしまうというプレッシャーと緊張で起きられる確率は高まる上に、最悪爆ぜたら爆ぜたできっと起きる。すごい音がするだろうし。

 ちなみに浮き輪は2021年9月2日現在、安いものでも739円する。あまり爆ぜさせない方が良いだろう。

 コンセントタイマーを使って、君だけの最強の目覚ましを見つけよう。

*1:夜勤という選択肢もあるにはあるが、給与や福利厚生を考えると日中が勤務時間になっているところに勤めざるを得ない。

*2:つまり通電時間

*3:このコンセントタイマーにはコンセント(凸)とコンセント(凹)がひとつずつある

*4:試したことはないけど。